不登校

『ケーキの切れない非行少年たち』が暴露したもの

まず最初に断っておくが、本書は、帯にあるように「すべてがゆがんで見えている」子どもたちの驚くべき実像を描くことが目的ではない。また、特定の認知機能トレーニングを全編にわたって詳しく解説した本でもない。あるいは、「認知の歪みを抱えた子は犯罪…

なぜ数学の定期試験なのに「法則の名称」を出題するのか?──観点別評価の帰結

娘が中学に入って初めて受けてきた数学の中間テストが酷すぎた件。「この法則を何というか」分配法則だの交換法則だの、数学のテストに出ることは絶対にないから覚えなくていい、と教え込んできた父親の面子は丸潰れである。繰り返しますが数学のテストです…

先生は教科書を理解しているのか?

教科書を理解する」とはどういうことか? どういう状態なら「教科書を理解している」といえるのか? ──という話を、娘とした。

「学校が死ぬほどつらい子は、いらっしゃい」のニュースに心温まるだけでよいのか?

ホームエデュケーションは、果たして本当に「逃げてもいい」の出口戦略たりうるのか? 前回の記事では、「外野から"逃げてもいい"と呼びかけるのはいいが、その先の責任は誰が取るのか」という問いを立て、もはや国レベルでは不登校は就学義務違反や問題行動…