小包中納言物語 - AS Loves Insects -

2Eギフテッドな蟲愛づる娘のホームエデュケーション

迫り来る「木の下のハゲじじい」に最大級の警戒を

毎年、年末年始になるとTwitter上に「掛算の答えは合っているのにバツにされた」とする子どものテストの写真がアップされて食傷気味ですが、東北大の黒木玄先生 @genkuroki や積分定数さん @sekibunnteisuu らによる粘り強い啓蒙にもかかわらず、一向に収まる気配がありません。

それどころか、「足し算にも順序がある」から「等分除・包含除」「さくらんぼ算」「わの前ののの前!」に至ってはもはや何を言ってるのかさっぱり理解不能です。

 

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人生初・蟲愛づる娘の学習机ついに購入

今まで我が家には娘の個室も、勉強机もありませんでした。

ここで「じつは個室や勉強机の所有率と子どもの成績とは反比例することが知られています」といった説得力のあるエビデンスの一つでも提示できてこそ、イクメンの嗜みというものなのでしょうが、あいにくこれは単なる親としての価値観の問題です。「よそはよそ、うちはうち」なのです。

 

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子どもの認知特性の見極め方

以前「子どもの才能の見極め方」と題して、IQのような一元的評価基準に限定しない「多元的知能(MI)」による子どもの才能の見極め方について書きました。ここで紹介した「多元的知能」は8種類に分類されていたのでした。

insects.hateblo.jp

 

 

3種類の学習チャンネル

話はこれだけでは終わりません。簡易MIチェックテストを考案した松村暢隆博士は、さらに深く親の本音にまで踏み込んできます。

しかし、じっさい多くの親の本音のところは、音楽よりも、算数・國語などの主要教科が得意になってほしいというのが切実な願いです。*1

よくわかってらっしゃる。

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理想の数学先取り学習教材を求めて(2)

続報です。 

insects.hateblo.jp

  

蟲愛づる娘は、いわゆる視覚認知優位型です。

この視覚認知優位型の子どもは、算数でいえば計算ドリルのような反復学習に、拒絶反応を示すことが多いようです。

www.shogakukan.co.jp

biz-journal.jp

念のため断っておきますが、陰山メソッドや公文式を否定しようとしているわけではありません。聴覚言語優位型や身体運動優位型の子には実に効果的なようですから。つまり、ピアノを習う場合にバイエルからコツコツと運指の練習に励んでピース版のFランクまで到達できるような子や、野球でいえば千本ノックを「もう一丁!」と自ら申し出て上達していく子などは、反復学習が適応だと考えられます*1

 

*1:私はピアノはいきなりコードから、野球は走り込み拒否でした。どちらも上達しませんでした。

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ホームスクールは「逃げてもいい」の先の出口戦略になり得るか

蟲愛づる娘の小学校は今年から夏休みが短縮され、8月31日を待たずに二学期が始まりました。ただ、昨年9月1日から起算した不登校生活もめでたく満一周年を迎え、おかげさまで親子共々、もはや何日に学校が始まろうともプレッシャーを感じることはなくなりました。

また今年は世間でも例年と雰囲気が異なり、昨年の鎌倉図書館に続けとばかりに、各所に「逃げてもいい」のメッセージが溢れていました。

www.nhk.or.jp

不登校になった娘を持つ身としても、こうした風潮は歓迎すべきことです。しかし一方で、「外野から”逃げてもいい”と呼びかけるのはいいが、その先の責任は誰が取るのか」という問題提起も散見されます。

至極ごもっともな意見です。我が家でも、とりあえず学校から逃げたあとの数ヶ月間、娘もママも行き場のない罪悪感で押しつぶされる毎日を過ごしていたので、「逃げた先のこと」の重要性は痛いほどわかります。

実際に困っている子どもや親が望んでいるのは、「逃げてもいい」の先の「出口戦略」なのかもしれません。

その一つのモデルケースとして、我が家は最終的に図書館を拠点にしたホームスクーリングという形態に落ち着きましたので、参考にして頂ければ幸いです。 

insects.hateblo.jp

 

ただ、ここでひとつ気になるのは、「ホームスクール」で検索すると、「法律上は問題の有る行為とみなされている」「日本では法律違反です」などとする意見もヒットしてしまうことです。これもまあ「Yahoo知恵袋」や「発言小町」における素人判断という時点でスルーしてもいいんですが、こうしたサイトがスマホ世代の情報源として一定の影響力をもっている以上、看過するわけにも行きません。

 

というわけで、「逃げてもいい」と呼びかけた側の「責任」として、ちょっと突っ込んで調べてみました。結論から申し上げると、「ホームスクールは違法なのか?」という問いに対する答えは「場合による」のですが、少なくとも不登校の逃げ場所として始めた場合に限って言えば、違法であるとする根拠は見当たりません

 

以下、どんな場合に違法になり、どんな場合には合法なるのか、私の調べた範囲の結果をシェアさせて頂きます。

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 (cc) 2009 Wiiii, File:Diet of Japan Kokkai 2009.jpg - Wikimedia Commons.

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