AS Loves Insects - 小包中納言物語

蟲愛づるアスペルガー娘のパパとして生きる

発達障害の子にも修学旅行は平等にやってきます

Twitterを眺めていると、眼を疑いたくなる他校の事例も流れてきます。

 

 

 

ここにも書いてますが、うちの小学校は担任の先生も校長先生も、副校長先生もスクールカウンセラーさんもソーシャルワーカーさんも、皆さんすごく理解してくれてます。専科の先生も、娘の好きな教科を空き時間に個人指導してくれていて、その時間だけはなんとか本籍校の門をくぐることができます。他にも新入生で聴覚過敏の子がいれば、難なくイヤーマフの許可が出てたり、授業中にガヤガヤしてくると先生がその子にイヤーマフを渡してくれるそうです。

 

保護者面談のときなど校長先生が直々にお茶を入れてお持ち下さり、すっかり恐縮してしまいました。

 

……まてよ。

もしかして俺、恐れられてる?

 

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ROCKETプロジェクトの相談会に行ってみた

不登校の子どもを持つ親御さんなら一度は聞いたことがあるでしょう、東大先端研による異才発掘プロジェクト ROCKET。今日はその「子育てに悩みを抱えた親のための相談会」、思い切って参加してきました。

rocket.tokyo

 

参加しようと思った理由

蟲愛づる娘が初めて不登校になった小2のとき以来、色々な方から

「でも大丈夫、最近は東大でも突き抜けた人材を求めてるみたいだし…」

と、慰めなのか励ましなのかよくわからないお言葉を頂くことが増えました。

 

実家では「東大が不登校の子ども向けのプロジェクトをスタートした」旨の新聞の切り抜きを渡されたり、我が家のことを心配した職場の同僚から「調べてみたら」と促されたり。実際ネットで検索してみると、東大の先端研による「異彩発掘プロジェクト」がヒットし、そこには確かに娘にぴったりな応募条件が挙げられていました。

参加する | Rocket

ROCKETパルについて | Rocket

 

ただ、担任が代わった小3からは再び学校に通えるようになったので、最大の条件である「不登校」を満たさなくなり、リーチが掛かった状態のまま、いつの間にか親としてもプロジェクトの存在を忘れていたのです。

 

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蟲愛づる娘の昆虫教室:チョウの生態

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本日のライブラリ・スクール、テーマは「昆虫が描かれている名画を探せ」でした。

通級には通い始めたものの、普通級には依然として不登校となっている娘のために、図工の先生が空き時間に個人指導を行ってくれています。ありがたいです。次回からの課題は「名画の世界へ」と題して、自分が好きな名画をひとつ選んで、その中に自分が迷い込んだという作品を描こう、というもの。

娘からは「昆虫が描いてある名画なんてあるかなあ」と尋ねられたので、「こないだのNHKスペシャル「ふたりの神様」に、蝶とカマキリの絵が出てきたよね、あれ有名な伊藤若冲という人の絵だよ」と伝えると、「それ描く!」となって図書館で調べることに。

ただ、あの絵は個人所有のようで図書館ではみつからず、結局、若冲の別のカマキリの絵をモチーフにすることにきめました。探してて気づいたのですが、若冲はカマキリを何点も描いてるんですね。数ある昆虫の中でも娘が一番のお気に入りのカマキリ、若冲も好きだったのかな。

さて、お目当ての絵も見つかり、タブレット学習も終えたところで、本日も隣の公園ででのフィールドワークへ。

 

まず、葉っぱから葉っぱへと飛び移るモンキチョウに遭遇。飛び立った後の葉っぱを観察してみると……ありました、卵です!貴重な産卵シーンを目撃できました。

ここから娘の昆虫教室が始まります。

 

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「ライブラリ・スクーリング」─我が家のホームスクーリング

 去年の秋以降ほとんど引きこもりだった娘も、この多くの反響を呼んだツイートに救われた一人です。

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理想の先取り学習教材を求めて[数学篇]

このところ、杉山登志郎氏の『発達障害のいま*1や松村暢隆氏の『本当の「才能」見つけて育てよう*2など、アスペルガー児童の教育に関係する本を読んでいます。いずれも、非常に参考になります。

さて、先日紹介した稲荷塾方式の先取り学習も順調に進んでいますので、そろそろ中学数学の先取り学習用教材を入手しようと思ってAmazon紀伊國屋などあれこれ見て回っています。ですが、以下の条件にぴったり合致する教材は見つけられませんでした。

数学の先取り学習教材に求める条件

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算数・数学 先取り学習

蟲愛づる娘曰く、

学校の勉強は、特に算数は「クドい」から嫌だ。一度やり方を説明されればわかることを、何度も何度も説明されて、ドリルとかいって同じような問題をネチネチと何問もやらされて、いつまでたっても先に進んでくれない。 

これは、多くのアスペルガーの子どもに当てはまるだろう。

また、一定量の前提知識を必要とする興味関心に対し、話の合う友だちがいないというのも共通の悩みのようだ。

例えば、知り合いのお子さんのアスペルガー女子小学生は、学校では話が合う友だちが一人もいなかったけど、進学塾にいったら初めて話の合う友だちに出会えたらしい。

また、自らもアスペルガー女子だったというママ友さんは、小5からマイ半田ゴテで電子工作をする虫好きな小学生だったらしいけど、中学受験して進学校にいったら、やはり気の合う友だちに出会えたそうだ。

しかし我が家は共稼ぎは無理だしパパもお金にならない仕事だから、とても有名進学塾や私立中学に通わせられる財力がない。

 

あれこれ調べているうちに、一冊の興味深い本に出会った。

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通級の保護者会に出てみて気づいたこと

去年から娘が通い始めたの特別支援学級(通級)の保護者会に行ってみた。父親として参加してる方が私の他にも一人。
 
自己紹介タイムでは、先生から「お子さんの得意なことを挙げて下さい」との要望が。なるほど、発達障害をの子どもを持つと、ついつい我が子の紹介はハンディを列挙して愚痴っぽくなってしまう。なので、これ重要。
 
うちの娘は、昆虫が大好きで、いつも絵やマンガを猛然と書いてて、医学に強い関心がある。現代版・蟲愛づる姫君、女版・手塚治虫といったところ。そしてどのお子さんも、記憶力だったり、芸術性だったり、好奇心だったり、何かしらの領域で飛び抜けた才能を持っているようだ。
 
話を聞いててつくづく思ったのが、こうした発達障害自閉症スペクトラムをもつ子どもたちのGeekyな特性って、実はむしろ大きなアドバンテージになるんじゃないかということ。 だって、やれイノベーションだとかクリエイティブだとか叫ばれる時代って、要するにこういう尖んがった人材を求めてるんでしょ?
 
我が子の長所を人に話すのは親バカみたいで照れ臭いけど、みんなどこか誇らしげだった所に、生きづらさの先にある光明がみえた気がした。

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